科学研究費助成事業 学術変革領域研究(B)2022-2024

活動報告

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NEURO2024にてシンポジウム「多次元の全脳制御系による記憶・認知・社会性の制御基盤を理解する」を開催

7月25日、当領域の揚妻、野村がオーガナイザーを務めて、NEURO2024にてシンポジウム「多次元の全脳制御系による記憶・認知・社会性の制御基盤を理解する」を共催しました。脳神経細胞ネットワークの動作原理解明に向け、光学・数理学技術の向上が進み、単一細胞レベルの空間分解能、細胞サブタイプや投射経路特異的な観察、そしてその広域化・深部化、複数脳領域の同時観察が実現してきました。嫉妬を含めた認知機能、社会性機能のさらなる理解にはこれらの技術の発展が不可欠です。本シンポジウムでは、こうした多次元の全脳制御系の理解に向けて鍵となる最新の研究成果を発表し、今後の進むべき道を議論しました。

オーガナイザー:揚妻 正和(量子科学技術開発研究機構 量子生命科学研究所)、野村 洋(名古屋市立大学)
講演者:
揚妻 正和(量子科学技術開発研究機構 量子生命科学研究所)
「はじめに:大規模・縦断的な神経細胞集団活動イメージングによる認知・情動・記憶の多次元的な脳内制御基盤の解明」
井上 昌俊(ワシントン大学セントルイス)
「全光学型神経活動計測・操作による社会行動中の神経細胞タイプ間コミュニケーションの探求」
浅岡 希美、林 康紀(京都大学大学院 医学研究科)
「習慣の形成・制御における前頭皮質神経可塑性の役割」
野村 洋(名古屋市立大学)
「記憶・学習を調節する多領域の活動動態」
Dayu Lin(New York University Langone Medical Center)
「The neural dynamics of limbic system during social behaviors」

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